情報処理学会論文誌に杉田修建による論文が掲載

本研究室修士2年の杉田修建による対話エージェントに関する研究論文が、情報処理学会論文誌に採録されました。

本研究では対話エージェントが相手の話を聞いている間の、表情変化による非言語的情報の表出がエージェントの知性的印象に与える影響を調査しました。発話交替時に視線を逸らす行動を実装したエージェントを用いて対話実験を実施した結果、同行動によってエージェントが聞き上手であり、会話を理解して発言しているという評価が有意に増加することが示されました。

本研究は株式会社 Live2D の教育機関向け支援プログラムによる支援を受けています。

第27回日本バーチャルリアリティ学会で2件の発表

2022年9月12日〜14日に開催される第27回日本バーチャルリアリティ学会に、福地研究室から2件の発表があります。

  • ”流体と剛体の連成シミュレーションを利用した視覚情報提示による浮力の疑似触知覚の生起” 深谷 陸, 福地 健太郎 (1F4-2)
  • “視線を逸らすアバタは聞き上手:発話前行動としての視線移動が与える印象の調査” 杉田 修建, 福地 健太郎 (3C2-4)

インタラクション2022で1件がインタラクティブ発表賞(一般)を受賞

2022年2月28日〜3月2日にオンラインで開催された「インタラクション2022」にて、本研究室教員・福地健太郎,学部3年・松浦向日葵,大野貴広がデモ発表した「テーブル上に投影された空中立体映像に対する影を用いたインタラクション手法」がインタラクティブ発表賞(一般)を受賞しました。

この研究は、空中への映像投影技術と立体ディスプレイを組み合わせ、テーブルの上に多視点対応の空中立体映像を投影できる装置を開発し、さらに映像に手の影が落ちるようすることで、空中立体映像に対する間接的なインタラクション手法を提案したものです。