情報処理学会HCI研究会で三件の発表

2017年6月1・2日に開催される、第173回情報処理学会ヒューマンコンピュータインタラクション研究会にて、福地研究室より三件の研究発表をいたします。

  • 「ゲームの進行状況に疑似同期するプレイヤー間コミュニケーションシステムの提案」松沼毅,福地健太郎
  • 「疑似同期型コミュニケーションを応用したゲームサイトにおける投稿コメントの傾向分析とゲーム実況動画との比較調査」松沼毅,福地健太郎

  • 「ロールプレイングゲームにおける戦闘パラメータの提示手法がプレイヤーの満足感に与える影響の研究」和田拓哉,福地健太郎

日本VR学会論文誌に齊藤寛人による自己帰属感の生起過程に関する研究論文が掲載

本研究室の博士後期課程学生・齊藤寛人による下記論文が、日本バーチャルリアリティ学会論文誌 Vol.22, No.1に掲載されました。

本論文は自己帰属感の生起過程についての研究の一環として、クランクハンドルを用いた回転操作の実験により、自己の能動的な運動に対する予測が自己帰属感の生起に有効に働くことについて議論しまとめたものです。実験の結果から、自己の運動と視運動の空間的な整合性が崩れた状況でも、実験環境のような自己運動の予測と視運動の随伴関係が認知しやすい状況では自己帰属感が得られやすいことがわかりました。

論文

能動的回転操作における自己帰属感の生起過程の分析” 齊藤寛人, 福地健太郎:  日本バーチャルリアリティ学会論文誌 Vol. 22 (2017) No. 1 p. 81-90

LIVE MUSIC HACKASONGに学部3年有志が出場

2016年11月~2017年1月26日に行われた、「LIVE MUSIC HACKASONG」において、福地研究室に所属する池田夏子(3年),大場洋哉(3年),田村航也(3年),田澤美智子(3年),徳久弘樹(3年)の5人で構成されるチーム「私とハッカソンどっちが大事なの?」は、「Pepperを使用したライブステージ乱入疑似体験システム」という作品を発表しました。

LIVE MUSIC HACKASONGは、「ライブ体験の拡張」をテーマとした、ライブとテクノロジーを組み合わせることによって生まれる新たな演出技術やライブ体験以外での疑似体験など、新しい形のライブをテーマに技術やアイディアを競うハッカソンです。今までのハッカソンとは違い3ヶ月にわたる製作期間がありました。

「Pepperを使用したライブステージ乱入疑似体験システム」は、ステージ上のPepperに搭載されたThetaとリンクした、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を着用することでステージを疑似体験できるシステムです。さらに、HMDを着用しているユーザーの動きをキネクトによってPepperと同期させ、また体の傾きをWii Fitで所得しPepperを移動させることで、会場から遠く離れた場所からでも、ライブに乱入した気分を味わうことが可能です。

「SKY CIRCUS サンシャイン60展望台」へ技術協力

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明治大学総合数理学部・福地研究室は、2016年4月21日(木)にリニューアルオープンする「SKY CIRCUS サンシャイン60展望台」へ技術協力いたしました。

同施設は「SKY CIRCUS(スカイサーカス)」をコンセプトに7つのエリアで構成されています。弊研究室は、その1つ「カレイドスケープ」における7種類の不思議な鏡がある通路空間「ワンダーミラー」のうち、覗き込むと自分の姿が風景に溶け込み、透明人間になっていく「メルティングミラー」と、体が風に吹き飛ばされているかのように見える「ウィンディミラー」の2つの展示を提供しました。

同施設の詳しい情報につきましては、公式サイトをご参照ください。

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インタラクション2016にて小渕豊がインタラクティブ発表賞(PC推薦)を受賞

DSC04005_2016年3月2〜4日に科学技術館で開催された「インタラクション2016」にて、本研究室の学部2年・小渕豊がデモ発表した「Nightbird Audience Node: 観客がVJの即興映像プログラミングを支援するシステム」がインタラクティブ発表賞(PC推薦)を受賞しました。

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Nightbird Audience Node: 観客がVJの即興映像プログラミングを支援するシステム」小渕 豊, 加藤 淳, 濱崎 雅弘, 後藤 真孝, 福地 健太郎

本研究は、小渕豊が、国立研究開発法人 産業技術総合研究所 情報技術研究部門 メディアインタラクション研究グループにおいて技術研修中に研究開発した成果をもとに、同研究所の加藤淳博士、濱崎雅弘博士、後藤真孝博士と連携して、本学で福地健太郎准教授と共に継続して研究開発を行ったものです。