ACM CHI2018で1件の発表

2018年4月21~26日に開催された、ACM Conference on Human Factors in Computing Systems (CHI2018) にて、福地研究室より1件のポスター発表を行いました。

この研究では、画面上に提示されたバーチャルハンドに対する自己帰属感(Self-Attribution)の生起において、バーチャルハンドとユーザーの手との運動の随伴関係の認知について、様々な不一致条件による影響を検証しました。その結果、バーチャルハンドの運動結果をユーザーが予測しやすいことが重要であることを明らかにしました。

情報処理学会HCI研究会で二件発表

2018年3月16, 17日に開催される、第177回情報処理学会ヒューマンコンピュータインタラクション研究会にて、福地研究室より二件の研究発表をいたします。

一般的な眼鏡式の3Dディスプレイは、眼鏡非着用時に右眼用と左眼用の映像が混ざって見えてしまう(クロストーク)問題があります。本研究では、片眼画像にぼかしを入れることで、立体感を保持しつつクロストークを軽減する映像提示手法を開発し、立体感が損われないぼかし強度の範囲を定めました。

 

3Dプリンタが安価に利用可能となり、印章(はんこ)の偽造は誰もが容易にできるようになりつつあります。本研究では、紙に捺印された印影のスキャン画像からマテリアルジェッティング方式の3Dプリンタで印章を作成しました。評価実験の結果では誤答率は23%にのぼりました。仮にランダムで回答した場合の誤答率が50%であることを考えると、この結果から、偽造印章によるカジュアル犯罪が十分に脅威となることが示されました。

インタラクション2018で3件の発表

2018年3月5日〜3月7日に学術総合センターで開催される、インタラクション技術に関するシンポジウム「インタラクション2018」では、福地研からは3件の発表(口頭発表1件,デモ発表2件)があります。ぜひお立ち寄りください。

  • 「360°実写映像における進行方向を提示したVRシステム」小川 真智子,福地 健太郎(3/5 デモ発表 1B28)

  • 「自己帰属感の生起過程におけるモーターコマンドからの予測可能性による影響の調査」齊藤 寛人,福地 健太郎(3/5 一般講演2, 3/6 デモ発表 2B23)

  • 「少人数教室を想定した没入型授業動画システムの提案」田澤 美智子,福地 健太郎 (3/7 3A06)

Alfred State との Camera-Hackathon 報告

—本記事は、福地研究室M1・猪塚美帆がお送りします—

2018年1月17日に、Alfred State (State University of New York College of Technology) の Jeremy 先生と学生さんたちが本研究室に遊びにきてくれました。お互いの研究・作品紹介に加えて、カメラを使ったハッカソンを開催しました。

Youは何しに日本へ?

彼らは “Digital Media and Animation” コースに在籍しており、日本のアニメやゲームなどのデジタルメディアに触れるためと、ミュージックビデオの課題制作のために来日されたそうです。ハッカソンで同じチームだった Jillian はPCにアニメのステッカー、スマートフォンにもアニメのキーホルダーをつけていました。私は彼女と何を話せば良いのかわからなかったのでとりあえずキーホルダーのそれは何?と聞いてみました。彼女は “Voltron” だよと答えてくれたのですが、わたしは存じ上げず、丁度良いところに来た福地先生が興奮して日本の古いアニメの海外リメイク、最近凄いよね!と解説を入れてトークを回してくださいました。

福地先生がアニメに詳しすぎる話はさておき、ワークショップのはじめに、Alfred State の学生が作ったアニメーションやゲームを Jeremy 先生が紹介してくださいました。彼らはアニメーションやゲームの習作を沢山作っていて、作品数では私たちが圧倒的に劣っているのを感じ、精進しようと思いました。習作のようなものだけでなく、サイエンスミュージアムで展示に使われているものもあり、それらの経験があってこその成果であることも分かりました。

Camera-Hackathon

このハッカソンの内容は遠赤外線カメラ・近赤外線カメラ、360度カメラを使って面白い映像やライブアトラクションを作るというもの。Alfred State と Meiji の学生が混ざり合った6チームに分かれて3時間程取り組みました。

作業中はコミュニケーションを取るのに苦戦しましたが、6チームともなんとか完成させました。その最終成果がこちらです。

Funny なムービーからミュージアムの展示で使えそうなアイデアまで、バリエーションを見ることができて面白いハッカソンになったと思います。今度は私たちがニューヨークへ遊びに行きたいです。

『ゲーム研究の新時代に向けて』シンポジウム開催のお知らせ

2018年1月21日に明治大学グローバルホールにて開催される『ゲーム研究の新時代に向けて』シンポジウムの「ゲームテクノロジーが拡張するリアリティと人間性」セッションにて、福地准教授が登壇します。

明治大学における「ゲーム学」への新しい取り組みについて議論いたします。みなさまのご参加をお待ちしております。

日時:
2018年1月21日(日)
10:00開始(9:40開場)
会場:
明治大学 駿河台キャンパス
明治大学グローバルフロント1F グローバルホール
参加費:
資料代500円
プログラム:
10:00 主催者挨拶
土屋恵一郎(明治大学 学長)
10:10 〈基調講演〉日本ゲームを貫く〈遊び〉の原理
遠藤雅伸(ゲームデザイナー、東京工芸大学 芸術学部 教授)
中川大地(評論家/編集者、明治大学 野生の科学研究所 研究員)
10:50 〈セッション1〉ゲーム研究の射程と最前線〜ホイジンガ、カイヨワからユール以降まで
松永伸司(東京芸術大学 美術学部 教育研究助手)
井上明人(関西大学 総合情報学部 特任准教授)
七邊信重(デジタルハリウッド大学大学院 デジタルコンテンツ研究科 准教授)
12:00 休憩
13:00 〈セッション2〉ゲームテクノロジーが拡張するリアリティと人間性
福地健太郎(明治大学 総合数理学部 准教授)
藤井直敬(ハコスコ 代表取締役)
水野勇太(スクウェア・エニックス)
14:10 〈セッション3〉ゲーム研究のためのアーカイブ戦略
細井浩一(立命館大学 映像学部 教授)
森川嘉一郎(明治大学 国際日本学部准教授)
川口洋司(日本オンラインゲーム協会 事務局長)
15:30 〈セッション4〉現代ゲームデザインの潮流が導く未来学
簗瀬洋平(ユニティ・テクノロジーズ・ジャパン プロダクト・エヴァンジェリスト)
三宅陽一郎(スクウェア・エニックス )
犬飼博士(eスポーツプロデューサー/遊物体アソビウム)
16:40 シンポジウム総括
中沢新一(明治大学 野生の科学研究所 所長)
17:00 終了
主催:
明治大学 野生の科学研究所 ゲーム学講座準備研究会