ホール奥の方に居ました.しばらくはゆるやかな横揺れが続いていたので楽観視していたのですが,やがて大きくなり始めたので慌てて入り口へ.入り口の二重扉の間に入ったところで,もう一人そこに居た方と一緒に,扉が閉まらないように手押さえながら,部屋内に声をかけていました.しかし立っていられないくらいの揺れになり,扉が激しく動き始めたので支えを放棄,ひたすら耐えていました.天井のライトは激しく揺れていましたが,落下したものはなかったようです.揺れがおさまってから,部屋内の人に部屋から出るよう声をかけ,全員脱出したことを声のみで確認.その頃に未来館スタッフが非常階段からの避難を指示されていたので,隣の交流サロンに向かい,そこに居た人にも避難の指示を伝え,室内に入らずに声だけで人がいないことを判断,避難行動に移りました.


ホールの入り口付近にいた。最初は小さな揺れで、すぐにおさまると思っていたが、揺れがだんだん大きくなった。天井のライトが大きく振れるようになり、危険を感じて机の下に入った。最も激しい時は、吊りライトが天井に接触する程に大きく振れていたように思う。

揺れ始めから脱出まで、終始、落下物がないか天井を見ていた。男性が、「机の下に入れ」と何度も叫んでいた。左右に30cm以上、身体が振られているといった感覚だった。自分としては、今までに地震体験車でしか体験したことの無い揺れであったが、それ以上に、長く続いて止まらないことに驚いた。

大きな揺れが3回程繰り返されたと記憶しているが、ニュースでの報道と一致しているようだ。3回目の大きな揺れの際、天井から白い枠のようなものが落下した。軽いもののようにみえた。

まだ揺れている時に、脱出するように未来館スタッフに誘導された。揺れがおさまってから逃げた方がよいのではないかと考えたが、誘導に従った。冷静に階段で降りた。階段の途中で、壁が壊れているところがあった。白色の破片が落ちていた。階段を降りる最中、どこを歩いているかはわからなかった。 (市村)