電子白板を用いた授業では、手書きの板書に写真やイラストを取り入れることで、説明内容をより直感的に示すことができます。その際、教員は授業中に使う画像を事前に用意しておき、板書の最中に用意した画像の中から選択して貼り付けることになります。しかし、現場職員へのインタビューや聞き取り調査から、事前準備の負担が大きく、またアプリケーションの使い方がわかりにくいといった意見があることがわかりました。
本研究では、板書された文字を認識し、その内容に関連する画像を自動的に検索・提示する電子白板システムを開発しました。認識された単語をキーワードとして画像候補を表示し、教員は必要な画像をドラッグ&ドロップするだけで板書に取り込むことができます。これにより、従来の板書スタイルを大きく変えずに、授業中に少ない手間で写真やイラストを板書へ取り入れることが可能になります。

「安土城」と板書して表示された候補から選択して貼りつけた様子
提案システムは、SHARP BIG PAD 60V 型を電子白板として用い、Google Chrome 上で動作する JavaScript アプリケーションとして実装しました。
