ペン入力に対応したディスプレイでは、画面上のボタンやスライダー、仮想物体をスタイラスで直接操作できます。しかし、ペンを通じて得られる触感は画面のどこに触れても同じであり、画面に描かれた物体の材質や形状の違いを手で感じることはできません。

本研究では、振動による触覚フィードバック機能を備えたスタイラス「VibraPen」を開発しました。VibraPenを用いることで、スタイラスが触れている仮想物体の材質の違いや細かな凹凸を表現できます。また、振動子をスタイラス側に取り付けているため、ペン先がタッチパネルから離れているときでも振動を提示できることも特徴の一つです。

スマートフォンでVibraPenを使用している様子

スマートフォンでVibraPenを使用している様子

VibraPenは、市販のスタイラスに小型の振動子を取り付け、端末のオーディオインタフェースへ接続するシンプルな構成です。振動を音声信号として制御するため、専用のドライバを必要とせず、スマートフォンやタブレット端末、Webアプリケーションにも組み込みやすいことが特徴です。

発表文献

  1. 研究報告: “VibraPen: 簡易制御可能な高周波振動フィードバック機能を持つスタイラスの特性” 尾高 陽太, 福地 健太郎, 情報処理学会研究報告 Vol.2015-HCI-162. LINK (2015)
  2. デモ: “VibraPen: 簡易制御可能な高周波振動フィードバック機能を持つスタイラス” 尾高 陽太, 福地 健太郎, インタラクション2015論文集. LINK (2015)

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