FlexFaceはテレコミュニケーションのための柔軟なディスプレイ装置です。一般的なビデオ通話では平面スクリーンを使用するため、話者の頭部の向きや視線の方向を立体的に伝えることができません。 FlexFaceは柔軟なスクリーンが物理的に変形することで、話者の頭部の動きに連動し、顔の向きや視線の方向を空間的に表現します。これにより、遠隔コミュニケーションでの非言語情報の伝達が向上します。
FlexFaceは柔らかいフォーム素材で作られた柔軟なスクリーンを使用しています。このスクリーンに話者の顔を投影し、頭部の動きに合わせてスクリーン自体を変形させることで、顔の向きと視線の方向を立体的に表現します。このスクリーンの動きはアニメーション映画などで使われる、キャラクターの柔軟さや生命感を表現する「スクワッシュ・アンド・ストレッチ (squash & stretch)」を参考にしています。
FlexFaceシステムはスクリーン、小型プロジェクター、そしてスクリーンを変形させる機構で構成されています。話者の顔はスクリーンの前面に投影されており、頭部の動きをカメラ映像から検出すると、スクリーンを適切に変形します。
