EC2025で登壇発表2件を実施

2025年8月25日から27日にかけて開催された「EC2025 : エンタテインメントコンピューティング 2025」において、福地研究室から登壇発表2件とポスター・デモ2件の計4つの発表を行いました。このうち、油井 太一郎による「認知されにくい操作アシスト」についての発表が「一般セッション優秀賞」を受賞しました。

登壇発表

JumpLab 2D: Webブラウザ上で動作する2Dジャンプゲームのパラメタ調整を題材とした教材の開発

発表者: 山崎 佳太, 福地 健太郎

ビデオゲームの3C (Character, Camera, Control) に関するパラメタ調整を学習するための開発初心者向け教材「JumpLab」を発展させ、Web ブラウザ上で実行できる教材「JumpLab 2D」を開発しました。本教材では、ブラウザ上でキャラクタを操作しながらパラメタを調整でき、かつ同一ページ内に解説と演習問題を組み込むことで、従来版における独習の困難さや解説の不備を改善した。

スティック入力による狭隘路通過課題に対する認知されにくい操作支援の研究

発表者: 油井 太一郎, 福地 健太郎

コンピュータゲームでは初心者向けに操作アシストを導入することがあるが、あからさまなアシストはかえってプレイ体験を損なうおそれがあります。本研究では、アナログスティック操作で狭い橋の上を走行させる課題において、プレイヤーに認知されにくいアシストとして、スティックの入力方向が変化するときのみ落下防止支援を行う手法を開発しました。被験者実験の結果より、支援に気付かれることなく成績向上に寄与する可能性が示されました。

ポスター・デモ発表

EC2025では、上記の登壇発表に関連したポスター・デモ発表も実施しました。また、同会場にて8月27日から08月30日にかけて開催されたICEC2025においても、EC2025のインターナショナルセッションとして国際的な参加者へ向けたポスター・デモ発表を行いました。

JumpLab 2D: Webブラウザ上で動作する2Dジャンプゲームのパラメタ調整を題材とした教材の開発

発表者: 山崎 佳太, 福地 健太郎

登壇発表と同じテーマで、実際のシステムを体験できるポスター・デモ発表を実施しました。参加者にも実際にWeb上で動作するシステムを直接体験してもらい、実際の活用方法についても議論を深めました。

スティック入力による狭隘路通過課題に対する認知されにくい操作支援の研究

発表者: 油井 太一郎, 福地 健太郎

登壇発表と同じテーマで、実際のシステムを体験できるポスター・デモ発表を行いました。アシストの理論について説明を行った後でも、アシストが有るか無いかを判断することは難しいことを参加者の方にも直接体験していただきました。

発表論文

関連項目