2025年7月7日から9日にかけて開催された第110回CSEC・第60回SPT合同研究発表会において、福地研究室から1件の口頭発表を行いました。
本発表では、高リフレッシュレートディスプレイを利用した新たな偽装型QRコード攻撃手法を紹介しました。人間の視覚特性とカメラ撮像特性の違いを利用して、閲覧者には正規のQRコードのみが提示されているように見せかけながら、カメラ側では正規コードと悪性コードのいずれかが確率的に読み取られる状況を意図的に生成します。これにより、悪性コードの発覚を遅らせる攻撃手法をより強化できることを示しました。
発表論文
- 研究報告: “高リフレッシュレートディスプレイを用いた重ね合わせQRコード攻撃” 鈴木 敬太, 福地 健太郎, 情報処理学会研究報告 Vol.2025-SPT-60, No. 69. LINK (2025)
