WISS2024で登壇発表1件とデモ発表3件を実施

2024年12月11日から13日にかけて開催された「WISS2024: 第32回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ」において、福地研究室から登壇発表1件とデモ発表3件の計4件の発表を行いました。このうち、伊藤正佳による「JumpLab3D」についての発表が「Unity賞」を受賞しました。

登壇発表

机上に投影した空中立体映像による方向指示の精度調査

発表者: 松浦 向日葵, 福地 健太郎

机上に映像を投影し、机上の実物体の説明や操作指示を行うシステムにおいて、小さな人間型キャラクタを空中立体映像として投影することにより、方向指示精度の改善を図りました。評価実験の結果、平面映像投影と比較して、方向指示の認識精度が有意に向上することが明らかになりました。これにより、指示対象となる実物体が多数あるような環境における、空中立体映像の優位性が示唆されました。

デモ発表

WISS2024では、上記の登壇発表に加えて、以下の3件のデモ発表も実施しました。

JumpLab 3D: 3Dゲームを対象としたカメラビヘイビアについての学習教材の開発

発表者: 伊藤 正佳, 福地 健太郎

3Dゲーム開発におけるカメラワークの重要性を学習できる教材として、JumpLabの3D版を開発しました。キャラクター、操作、カメラ(3C)のパラメータ調整がゲーム体験に与える影響を実際に体験できる教材です。

GazeTiling: 注視位置と場面の時系列変化を同時に可視化する視線分析ツール

発表者: 楠 駿也, 福地 健太郎

視線分析において、注視位置の変化と映像の時系列変化を同時に把握できる新しい可視化手法を提案しました。従来のタイムライン表示では見落としやすい変化を効果的に捉えることができます。

机上に投影した空中立体映像による方向指示の精度調査

発表者: 松浦 向日葵, 福地 健太郎

登壇発表と同じテーマで、実際のシステムを体験できるデモを実施しました。参加者の皆様に空中立体映像による方向指示の効果を直接体験していただきました。

発表論文

関連項目